日焼け止めのSPFとPAって?どのくらいのものを選べばいいの?

日焼け止めにはSPF30とかPA+++とか必ず書かれています。

「紫外線をカットする数値なんだろうな・・」「数値が高いほど効力が強いんだろうな・・」程度に思っている人が多いのではないでしょうか? 絶対に焼きたくないからという理由だけで、安易に数値の高い日焼け止めを選んでいる人もいることと思います。 でも、その選び方ちょっと待ってください! 肌にむやみに負担をかけていたり、かえって肌トラブルを起こしてしまうこともあるんですよ。

今回は、SPFPAについてぞれぞれの意味と、どのくらいのものを選べば良いのかなどについて紹介しますね。

日焼け止めUVカット

SPFって何?

SPFとは「Sun Protection Factor」(サン・プロテクション・ファクター)の略です。

SPFの数値は1~50+まであって、数値は何も塗らないときと比べて紫外線B波(UVB)による日焼け炎症をどのくらいの時間防げるかの指標になっています。数値が高いほどUVBを防ぐ効力が強くなります。

日焼けが始まるまでの時間は人によって違いますが、日焼けが始まるまでの時間はだいたい20分~25分と言われています。日焼けが始まるまでの時間が20分とするなら、SPF20なら20分✕20=400分=6時間40分日焼けを防いでくれるということです。もちろんこれはあくまでも指標であってその時間完全に日焼けを防ぐことができるというものではありませんし、塗り方にムラがあったり途中汗で落ちてしまったりして指標の時間よりも効力が弱まることも考えられます。

どのくらいのSPFのものを選べばいいかは、このあとの項目で詳しく紹介します。

日焼け止めSPF

PAって何?

PAは「Protection Grade of UVA」(プロテクション・グレイドオブUVA)の略です。名前のとおり紫外線A波(UVA)を防ぐ効力の指標です。

PAはPA+~PA++++までの4段階に分けられていて、+が多いほど効果が高くなっています。

どのくらいのものを選ぶのが良いかについては、このあと説明しますね。

UVAとUVBの違いって?

それでは、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の違いってどのようなものなのでしょうか?

紫外線には波長の長さによってUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)があります。波長が短いUVCは地表には届かず、日焼けの原因になるのはUVAとUVBの2つです。

UVA(紫外線A波)は波長が長く、肌の奥にまで届いてシワ・たるみの原因になると言われています。肌の真皮層にまで到達するので、肌のハリや弾力のもとになるコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞を傷つけてしまい、肌の弾力がなくなってシワやたるみができてしまうのです。さらにUVAは、メラニン色素を合成しシミの原因にもなります。シミ・シワ・たるみという肌のダメージは、光老化とも呼ばれるそうですよ。

またUVA(紫外線A波)は、雲やガラスも通り抜けてしまうので、曇りの日や家や車の中にいてもUVAを浴びていることになるので注意が必要です。肌の深い部分で影響を及ぼすため気づきにくく、普段の生活の中で知らず知らずのうちにうっかりUVAを浴びて、気づいたときにはシミやシワ・たるみなどの現象が起きて、泣くに泣けないということが起こりますので、日常から気をつけて対策を心がけましょう。 地表に届く紫外線のうち90~95%くらいがUVAなんだそうです。

いっぽうUVB(紫外線B波)は、地表に届く紫外線のうち10~5%くらいで、UVAより波長が短く肌の奥の真皮層にまで届くことはありません。ただUVAよりエネルギーが強いので、肌の表面の表皮に影響、表皮の細胞を傷つけて炎症を起こします。いわゆる”日焼け”と言われる現象、肌が赤くなったり火傷のようになる(サンバーン)やメラニン色素が沈着して黒く焼ける(サンタン)などは、このUVB(紫外線B波)のしわざです。シミやそばかすの原因になったり、皮膚がんを起こしたりするのもこのUVBだと言われています。屋外、特に海や山などのリゾート地などではしっかりUBV対策をしないといけません。

UVAは長期的に、UVBは短時間で肌にダメージが出ます。いずれのダメージも肌や体にとって悪影響を及ぼすものですから、紫外線の強い時期にはしっかり紫外線対策をして、肌を守るようにしましょう。そのためにSPFやPAの強さをチェックして、時や場所などに合わせた紫外線対策を心がけるようにしたいものです。

日焼け止めと肌トラブル

SPFとPA どのくらいのものを選ぶのがいい?

SPFは日焼けによる炎症を起こす原因であるUVB(紫外線B波)を防ぐ指標、PAはシワやたるみなど肌の老化を起こす原因であるUVA(紫外線A波)を防ぐ指標だということはすでに説明したとおりです。

それでは、実際問題としてSPFやPAはどのくらいのものを選ぶのが良いのでしょう。

SPFもPAも当然数値が大きいものほど紫外線カット効力は高いんですが、その分肌への負担も大きくなります。”焼きたくない”という理由だけで数値の大きいものを選んでしまうのは安易過ぎちゃうんですね。あまり強すぎるものを長時間つけているより、数値が低いものをこまめに塗り直すほうが良かったりもするんです。

大切なのは時と場所、そのような場面で使うかということです。

 ごくごく一般的な日常生活の場面ではSPF10~20、PA+~++くらいのものでじゅうぶんです。洗濯物を干すときや近くのスーパーなどに行くとき、子供の幼稚園の送り迎えなどのときなどは、このくらい数値が低いものでじゅうぶんなんです。赤ちゃんから使えるベビー用の日焼け止めの多くもこのくらいの数値のものが多いですから、赤ちゃんや小さいお子さんがいる人なら、子供と同じ日焼け止めを使うのもいいでしょう。我がシルク家でも、大人も子供と同じアロベビーを使っていますよ。

 屋外での軽いスポーツをしたりレジャーに出かけたりする場合は、SPF15~30,PA++~+++くらいのものを選ぶと良いでしょう。この場合、汗で流れたり汗を拭き取るときに一緒に日焼け止めも拭き取れたりすることもありますので、2~3時間ごとに塗り直すことをオススメします。

 海や山など紫外線を直にたっぷり浴びるようなレジャーやスポーツの場合は、SPF40や50、場合によっては50+、PAも+++や++++が効果はあるでしょう。でも、数値の高い日焼け止めには化学合成である紫外線吸収剤が使われていたり、肌への負担も大きくなりますので、くれぐれも肌の様子を見ながら使用することと、スポーツなどのが終わったら早めにしっかりと日焼け止めを落として肌への負担を軽減してあげることに気をつけましょう。あまり数値が高いものよりもSPF30くらいのものをこまめに塗リ直すことを薦めている人も多いですね。

海での日焼け止め

いずれの場合も、「日焼け止めを塗っているから大丈夫!」ということではなく、紫外線の強い時期にはできるだけ紫外線を直接浴びないように工夫することが大切です。日焼け止めも塗って、さらに帽子をかぶる・日傘を使う・サンシェードを使う・UV加工の襟あり袖ありの服を着る・サングラスをするなどのケアも必要です。

ひと昔前と違って、オゾン層の破壊などで紫外線が強くなってきていることは周知のことですよね。紫外線のもつ体への悪影響もよく言われるようになってきました。今や日焼けは、焼かない・焼きたくないだけの問題だけでなく、大切な健康面でもしっかり対策をしなくてはならないんですよね。

以前なら小さい子供や赤ちゃんへの日焼け止めなんてあまり考えなかった時代もあったでしょうが、現代ではそれも当たり前のことになりつつあります。ママやパパなど大人だけでなく、かけがえのない子供たちも紫外線から守ってあげましょう。

赤ちゃん日焼け止めの選び方は?

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