湘南海岸と言えば江の島。その江の島にある水族館が新江ノ島水族館です。「えのすい」という呼び名で親しまれています。
今日は、この新江ノ島水族館(えのすい)に当時1歳と3歳だったチビちゃんたちと行ったときの様子とともに、子供連れで行く新江ノ島水族館についてレポートします。お子様と行ってみようかと思っている方は参考にしてください。
目次
新江ノ島水族館の館内MAP
チケットを購入して入場すると、新江ノ島水族館内のMAPが出ています。新江ノ島水族館は縦長な造りになっているので、迷うことはほぼありませんが、入場のときにショーやプログラムのタイムスケジュールをもらえますので、ショーなどの時間を確認して、場合によってはそちらを優先して見るようにしたほうが良いですね。その場合はこちらのMAPで場所を確認して移動しましょう。特にイルカのショーは早めに席を取らないと立ち見になってしまいます。小さい子供連れだと抱っこしてイルカのショーを見るのはけっこう辛いです。早めに移動してよく見える席を確保するようにしましょう。
ロッカーはあるの?
入場して2階にあがり、水族館部分に到着する前にコインロッカーがありました。大きな荷物がある場合はここに預けて行くと水族館を回りやすいですよ。ロッカーは3種類の大きさがありました。200円~300円でしたよ。
フォトコーナーで!
館内に入ってすぐにフォトコーナーがあります。相模湾をイメージしたスポットでイワシの大群の前でスタッフのカメラマンさんが撮影してくれます。手に持ついろいろなグッズや被り物なども用意されていました。スタッフのカメラで撮った写真は、えのすいオリジナルのフォトフレームに入って1,150円で購入できます。1,200円でキーホルダーにもしてもらえます。自前のカメラでも撮影してくれるので、是非子供と一緒に家族でパチリと記念撮影してもらいましょう!
えのすいと言えばやっぱりクラゲ!
えのすいと言えばやはりクラゲです。新江ノ島水族館になる前の江ノ島水族館ができた60年以上前からクラゲの研究と飼育・展示をしていたんです。婆婆ちゃんがヨチヨチ歩きだった頃から江ノ島水族館と言えばクラゲでした。これは、昭和天皇が葉山の御用邸をはじめ相模湾周辺の海でクラゲを研究されていたこととも関連していると婆婆ちゃんが子供の頃から聞かされていました。だから、今でもクラゲの展示がすごいです。
いろいろな種類のクラゲが、ゆらりゆらりと泳ぎ回っている姿は、不思議と心が癒やされます。チビちゃん達もフワフワと傘を広げたり閉じたりしながら浮遊するクラゲに夢中でした。1歳と3歳の小さい子供でも見やすい高さになっていましたよ。
中でも一番人気なのがミズクラゲでしょう。まんまるのフォルムがなんとも愛くるしくて、いつまででも見ていられます。水槽の前の床に座って、じっとクラゲたちを見ているカップルも何組かいました。デート中のカップルにとっても幻想的な感じでムード満点でしょう。
こちらはパシフィックシーネットルというクラゲです。このクラゲの水槽の前で、3Dプロジェクションマッピングのクラゲショー「海月の宇宙(そら)」が行われます。クラゲの展示エリアは、クラゲの体内をイメージした造りになっているのですが、このホール全体が潜水艦となってクラゲの世界へといざなうプロジェクションマッピングショーになっていました。一瞬暗くなるので1歳のチビちゃんはちょっと怖かったようですが、プロジェクションマッピングが始まると真剣に見ていましたよ。大人も幻想的な世界にうっとり。なんとも言えない至福のひとときでした。
クラゲの展示エリア「クラゲファンタジーホール」の中央には、クラゲの球形水槽「クラゲプラネット(海月の惑星)」があります。丸い惑星の形をした水槽の中で、クラゲたちが優雅に泳いでいます。照明が変わるたびに雰囲気も変わり、時が経つのも忘れてしまいそうでした。チビちゃんたちは、まさに宇宙にいるような気分だったみたいです。なかなかクラゲのエリアから離れようとしませんでした。
クラゲのグラスツリー。期間限定の展示だったと思いますが、ひとつひとつのグラスの中に、えのすいで生まれたミズクラゲが入っています。ライトアップの色がいろいろな色に変わり、その光の中でゆらゆらと泳ぐミズクラゲがなんどもロマンティックで幻想的でした。これは大人向けの演出ですね。
相模湾大水槽で観れる圧巻のアレとは!?
えのすいの大水槽は相模湾の海底を再現しています。中でも新江ノ島水族館名物とも言われるマイワシの大群は息を飲むくらい圧巻です。どうですか? 写真で見てもすごくないですか、コレ!? こんな塊になって水槽の中を動き回っているんです。迫力満点でしたよ。
この相模湾大水槽では、「フィンズ」という水中ショーが行われます。これはダイバーになった飼育員(えのすいトリーターと呼ぶそうです)が、水中カメラを持ってエイや魚たちに近づき、普段見られない角度で魚たちを紹介してくれます。またトリーターはマイクもつけていて、ゲストのリクエストに答えながらいろいろな紹介をしてくれます。チビちゃん達も真剣に聞き入りながら見ていましたが、大人もすごく興味深く楽しめるショーでした。
イルカとアシカのショーは?
えのすいのイルカとアシカのショーは、江の島や富士山や湘南の海が見える「イルカショースタジアム」で行われます。新江ノ島水族館の一番奥になります。観覧席の最上部から見ると、下の写真のトリーターたちがいる壁の向こうに海と江の島が見える造りになっていました。(写真がなくてごめんなさい)
イルカとアシカのショーは水族館では一番人気ですから、早めに行って席を確保することをオススメします。シルク家が行ったときは、最前列の1列目2列めがガラ空きで、ラッキーと思ってそこに座ったのですが、すぐ後ろに遠足で来ていた園児たちが全員レインコートを着始めたので「もしや・・・」と思ったら、案の定、この席はかなり水しぶきを浴びることになりました(苦笑)。ま、それもチビちゃんたちにとっては面白かったみたいなんですが。
目の前で大きくジャンプするイルカにチビちゃん達も大興奮。新江ノ島水族館のイルカのショーベースは観覧席に屋根はありますが、完全屋内型の施設ではないので、イルカたちが空に跳ね上がる感じで、迫力がありました。もしかして最上階で海をバックに見ると、まるでイルカが海で跳ねているように見えたかもしれませんね。
イルカ君たちが、こんな目の前まで挨拶に来てくれました。写真を見るとカメラに水しぶきがかかっているのがわかりますでしょう?水玉模様ではなく、コレ水しぶきです(苦笑)
はい! アシカ君もこんな近くでパフォーマンス。この至近距離は八景島シーパラダイスや油壺マリンパークなどのイルカアシカのショーでは味わえない近さです。新江ノ島水族館の前の江ノ島水族館は、日本で初めて本格的なイルカのショーを開催した水族館なんだそうですよ。
土曜日、日曜日、祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始には、ファンタジアムな「Dolferia(ドルフェリア)」という歌って踊ってのイルカショーも行われているようです。是非一度見てみたいと思います。
そのほかのショーやプログラムは?
相模湾大水槽でのダイバーによる「フィンズ」、クラゲファンタジーホールでの3Dプロジェクションマッピングのクラゲショー「海月の宇宙(そら)」、イルカショースタジアムでの「イルカアシカのショー」のほかにも、様々なショーやプログラムが用意されています。
ペンギンのショーはガラス張りの展示室の中で行われています。大勢の人がガラスの前に集中してしまって、遅く行くと小さい子供連れには見るのが難しかったです。やはりタイムスケジュールで時間を確認して、早めに陣取るのが良いかと思います。
有料ではありますが、イルカと握手したりウミガメにタッチするプログラムもあります。当日申し込むことができますよ。記念写真や記念写真入キーホルダーにしてもらうこともできるようです。
また、「なぎさの体験学習館」でワークショップが行われていたり、「タッチプール」でヤドカリやヒトデやサメに触ることもできます。タッチプールは無料で誰でも触ることができます。チビちゃんたちもタッチプールでサメに初めて触ってドキドキ! こういう体験ができるのは嬉しいですよね。
子供が大喜び!ウミガメの浜辺
カピパラやカワウソもいましたが、チビちゃんたちが大喜びだったのがウミガメのエリアでした。ディズニーが大好きなのでディズニーシーの「タートル・トーク」のクラッシュだ!!って、大はしゃぎでした。
ウミガメプールの上からもウミガメたちを観察できますが、プールの横から水中のウミガメを目の前で観ることもできます。
授乳室やオムツ替えシートは?
小さい子供連れでお出かけのときに気になるのが、授乳室の有無やオムツ替えシートなどの有無ですよね。それらも調べてきましたので紹介しますね。
授乳室は新江ノ島水族館の館内に2箇所ありました。
おむつ替えシートは、多目的トイレや女子トイレに設置されていました。
トイレには幼児用の補助便座もありました。補助便座があると小さい子供連れにとっては助かりますよね。
館内で食事ができる場所は?
食事ができる場所があるのかも事前に知りたいところですよね。ご紹介します。
館内では、2階のオーシャンデッキ前に「オーシャンカフェ」、イルカショーを見るイルカショースタジアムに「スタジアムカフェ」があって、軽食や冷たいものが食べられます。オーシャンカフェのカメのメロンパンが人気で、列ができていました。そのほかドリンク類は館内に何箇所か自動販売機がありました。
お弁当の持ち込みもOKです。2階の「オーシャンカフェ」の周りのベンチで食べるのも良し、「オーシャンデッキ」で江の島と海を見ながら食べるのも良いでしょう。イルカショーを見るイルカショースタジアムの観覧席でもショーの時間以外ならお弁当を食べることができます。なお、水槽展示エリアでのベンチでは飲食は禁止です。
そのほか、館内から出てすぐ左にロコモコやしらす丼、カレーなどの食事ができる「湘南カフェ」もあります。えのすいは再入場も可能なので、こちらの「湘南カフェ」を利用したり、近くのレストランで食事をしてきて再入場するのもアリです。
えのすいの目の前には人気の「エッグスン・シングス」や、子供連れでも気兼ねなく行ける「デニーズ」もありますし、ちょっと足を伸ばして橋を渡って江の島まで行って有名な「とびっちょ」でしらす丼を食べるのもオススメです。
ベビーカーのレンタルは?
ベビーカーはB型のベビーカーのレンタルが300円で用意されていました。チケット売り場横の発券事務所に声をかけてくださいね。2階への移動はエレベーターがありましたが、ベビーカーを使っている人で少し混み合っていました。1~2回待つ必要があることもあるかもしれません。
最後に
いかがでしょうか。新江ノ島水族館は60年以上も前からある歴史ある水族館です。特にクラゲの展示の仕方は他の水族館では見られない工夫がしてあって幻想的な空間になっていました。シルク家では何度かチビちゃん達を連れて行っていますが、チビちゃんたちの中でも「えのすい=クラゲとイルカの水族館」という印象があるみたいで、「また新江ノ島水族館にクラゲ見に行こうね」「新江ノ島水族館のイルカのショー見に行こうね」と時々婆婆ちゃんにおねだりします。江の島や富士山が見え、目の前に湘南の海が見えてロケーションも最高の水族館ですが、場所が場所だけにカップルも多かったり、平日だと遠足で来ている子供たちが多いのも事実です。遠足の子供達を避けるなら午後に行くのがオススメです。イルカのショーやクラゲのプロジェクションマッピングなどは時間よりも早めに移動してしっかり席を取るようにしましょう。是非楽しい一日を過ごしてきてくださいね。
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50代後半の主婦。東京ディズニーランドができる前からの根っからのディズニーファン。公園や動物園、植物園、水族館など自然と触れ合う場所も好き。幼児教育に携わっていた経験から、独自の観点で子供の遊びやお出かけ先をチェック。同時に割引やポイントなど子育てママも喜ぶお得情報も配信中。